フィリピン留学 2013 9 22

書名 21世紀の英会話
著者 高城 剛  マガジンハウス

 この本は、英会話学習について書いてありますが、
日本と韓国の比較も書いてあります。
 たとえば、サムスンの新卒採用条件は、
TOIEC900点以上と書いてあります。
 著者の韓国人の友人は、
「韓国で、それなりの職を得ようと思ったら、
TOIEC900点なんて、当たり前。
 企業の中には、入社試験で、
学生同士に英語でディベートさせるところもあるくらいだ」という。
 それに比べて、日本企業は、
「TOIECは、600点ぐらいでいいか」と考えていませんか。
 だから、「日本企業は国際競争で負けた」と言えるでしょう。
特に、日本の電機メーカーは、サムスンに対して全滅という状況でした。
とりわけ、スマートフォンが、そういう結果になりました。
 なぜ、韓国が、英語に力を入れたのか。
それは、日本と比べて、韓国の国内市場が小さいからです。
だから、食べていくには、どうしても海外に進出する必要がありました。
 韓国人の英語能力の秘密は、フィリピン留学です。
語学留学について、結論から言えば、こういうことです。
 あなたが金持ちならば、アメリカ留学やカナダ留学でよいが、
金持ちでないならば、フィリピン留学でしょう。
 多くの日本人は、見栄を張ってアメリカ留学でしょうが、
韓国では、「それなりの職を得ようと思ったら、
TOIEC900点なんて、当たり前」という社会ですから、
韓国人は、実用性を重視するでしょう。
 観光気分で留学する日本とは違って、
韓国では、英語能力は、生きていくための手段ですから、
語学留学は、真剣そのものでしょう。
 フィリピンは英語が公用語で、
人件費が、アメリカと比べれば、10分の1以下なので、
あなた専用の英語教師を雇うことも可能です。
 しかも、フィリピンは物価が安いので、
滞在費用も、かなり安くなります。
 フィリピン人の英語は訛りがあると言われますが、
大学卒のフィリピン人ならば、そういう心配もないそうです。
 もちろん、日本は、フィリピン留学については、
「発展途上国」なので、情報も少なく、
業者も玉石混交の状態にあります。
 そこで、この本には、著者が現地調査して、
現地の英会話学校の評価ランキングを作成しています。




































































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